第4話 「人魚」
第四回目の 「妖怪古伝」の配信
今日の妖怪は 「人魚」 です
また今回も馬鹿馬鹿しい小芝居
ヨーロッパでは腰から下が魚になっている海の妖怪。このマーメイドなイメージとは異なり、日本の妖怪としての人魚はかなり怖い。
日本の人魚は顔がサルや般若のようでとても人間に、にているとは思えません
西洋の「悲劇の象徴」的な美しい人魚とは異なり、日本独特の妖怪であったことがうかがえる。
10世紀初頭『聖徳太子伝暦(でんれき)』にも人魚を不吉の象徴とみている。
日本各地に伝わる人魚伝説に、人魚を「きょうちょう」とみなす例はほかにもあり、
わかさの国で漁師(りょうし)が岩の上に寝ていた人魚を殺した後、その村では海鳴りや大地震が頻発し、人魚の祟りと恐れられたという
日本の各地に現れたことが記録される人魚ですが、わかさの国小浜を舞台とした
「八百比丘尼(はっぴゃくびくに)」の伝説は特に有名。
ある漁師がとらえた人魚の肉を、親しい人にふるまったが、みんな気味悪がって食べなかった。
しかし、ある少女だけが口にしてしまう。
その少女は、その後老いることなく若いまま年を重ね、
尼となり諸国を巡った後、800歳を超えて没した、という。
2001年公開の映画「陰陽師」では小泉今日子さんふんする「青音」という女性が桓武天皇の命令で
人魚の肉を食べ不老不死となり 150年間都を守る巫女になっていました。、
劇中では悲しいですが感動的な最期を迎えていました。
コロナ禍で話題になった「アマビエ」もこの人魚の仲間なのかもしれませんね
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