第13話 呼子(よぶこ)
妖怪古伝13回目の放送
今回の妖怪は「呼子(よぶこ)」
今回のオリジナルストーリーは音響編集全開でお送りいたします。
13 呼子(よぶこ)
呼子は別名やまびことも呼ばれ山や谷で大きな声を発した際に遅れて反響が聞こえる現象。
また、それを起こすと考えられた山の神あるいは妖怪。
鳥取県、鳥取市では、このことが妖怪の仕業とされ、その姿は犬または鳥のような動物であったという。
また、樹木に宿る精霊「(こだま)木霊」が起すとされる場合もある。
「やまびこ(山彦)」という名称にせよ「こだま(木霊)」という名称にせよ、
古くは、この現象が超自然的な存在の象徴として、山の神を崇める信仰に一役かったと思われる。
古代ギリシャ・ローマにおいても、エコーという妖精が惹き起すものとされていた。
水木しげるの妖怪画では一本足の笠を被った案山子のような姿をしており、大きな目と口をしている。
ただ、作品によって細かな差異があり、原作版鬼太郎では一つ目であったり、アニメ版鬼太郎では目の造形が小さかったりしています。
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