EP22 雲外鏡(Ungaikyo=Cloud mirror)
妖怪古伝22回目の放送
今日の妖怪は「雲外鏡」
今回のオリジナルストーリーは古い洋館の不思議な鏡にまつわるお話
ぜひお聴きくださいませ。
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*この番組の効果音には「Oto Logic」「Mus Mus」様の音源を
使用させていただいています。
22 雲外鏡
雲外鏡(うんがいきょう) は、特殊な鏡が長い年月を経たのちに変じたという、日本の妖怪の一種。
鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にも描かれている。
民俗学的知見から、鏡の付喪神(つくもがみ)と見られる。
鳥山石燕の雲外鏡では化け物の正体を明らかにする「照魔鏡(しょうまきょう)」と呼ばれる鏡が、長い年月を経た末に妖怪化したものとされている。
公家の屋敷にある丸鏡として描かれている姿は。鏡はすだれ御簾(みす)の陰から半面のみ姿を見せており、怪しげな黒雲を伴っている。
その鏡面には邪(よこしま)な雰囲気をただよわせつつ舌を出してこちらに視線をくれる化け物の顔が浮かび上がっている。
漫画家・水木しげるの説明では、十五夜の月明かりの下(もと)で石英(せきえい)のトレイに水を張り、その水で鏡面に化け物の姿を描くと、
鏡の中に化け物が棲みつく。それが雲外鏡であるという。
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